Polyhedron

フットボールと天鳳と、時々アンダーグラウンド。

敗軍の将こそ語れ(第二回天鳳名人戦第二節)

昨年に引き続き開催されている「天鳳名人戦」。

この手のイベントは最初は注目されていても
次第に飽きられていくという危険を常に孕んではいるのだが
個人的には今回も非常に大きな関心を持って見ている。

というよりも、むしろマンネリ化するくらい継続してやってほしいとすら思う。
トッププロとトップアマがリーグ形式で行う真剣勝負の場、というのは
何だかんだ言って他には見られないものだから。

運営にしたっていろんな問題点を改善したり
飽きさせない工夫をする経験を積むことで
イベントのあり方についてのノウハウを蓄積できるだろう。

実際今期についてはラスに少しマイナスを加重するという形で
天鳳から選抜されてくるプレイヤーが適応しやすくしている。

それと同時に面子も今期は鳳凰卓選抜を行うことで
天鳳位だけでないユーザー選抜の枠を作っている。
結果としてより身近なイベントになっているという印象はある。
そうやってより洗練されたイベントとして定着していけばいい。

さてそれ以外の面子についてだ。

多井隆晴プロが今期も出場している。

前回は冴えない成績でずいぶん叩かれたりもしていた。
僕はプロのリーグ戦やタイトル戦の観戦も時々行ったりするけれど
多井さんの対局も観戦したことがある。

プロの間では評価が高いと言われているだけあって
その時も僕以外にもギャラリーを何人も背負って打っていた。

でもこの人ほどプロ内の評価と天鳳クラスタ内の評価が乖離している人も
ちょっと珍しいのではないだろうか。

それは結局のところ、ご本人の発信力に問題があるような気はする。
なぜそう打ったか、どんなことを考えていたのかという部分において
負けた側が語らないと評価は当然下がるだろう。
神視点で見ている観戦者からすればそれは当然のことだ。

「いや、そういうのは飯の種だから明かさないんだ」

というのであればそれもしょうがないのかもしれないけれど
大きな舞台での結果が伴わないのなら意味がないようにも思ったりする。

今回もいくつか疑問手があった。

ooi1.jpg

ここから6sを切ってのテンパイ取らず。

(*´ω`*)?

3着目との点差は7300点。

ドラを引く、あるいはカンチャン受けになる牌を引いてから
リーチをかけてツモるとラス抜けだけれど
それならツモか直撃&裏ドラ1枚に期待した方がいいのではないか。

赤5sかカン材の南を引けば裏ドラは要らないわけだし
親以外は無理に押してくることはなさそうな点数状況でもある。
リーチをかけて上2人(あわよくば親も)を降ろしておいて
残り14,5回のツモに賭けるというのはそれほど損な選択ではないだろう。

結局この後ごちゃごちゃとこねくり回した挙句
リーチも打てないままにラスで終了した。
何やってんねんと観ている人は思ったはずだ。

そして次戦。トップ目の親。

ooi2.jpg

打6p。

(*´ω`*)?

5pのアンコを固定する理由が全く分からない。
トイツ手の決め打ちをするにしても、だ。

結局この局は8p単騎になって
マーク2から上家とダブロンで和了したのだけれど

ooi4.jpg

はっきり言えば結果オーライにしか見えない。

だってタンヤオ手ではない仕掛けで6p手出しの後の9p手出しって
8pはむしろ警戒されるんじゃないのかって思うから。

そしてマーク2が2000点持ちのトビ寸になってからの3本場。

ooi3.jpg

この4mをスルー。
手の内がドラ色だらけになることを嫌ったのだろうか。

ちなみにこの4mを引いてチーテンを取っておくと

ooi5.jpg

上家のドラを食い取って2000オール+3本場でトップ終了になっているけれど
その結果論を抜きにしても、さらにここから上家が切った5pもスルーしていた。

最強最速(*´ω`*)?

まさかこのポンテンは見落としていないよね?
ドラ引きのフォローも残っているし、
(残っているどころか66888pの形はドラが何枚来ても全部使い切れるお得な形だ)
さすがにテンパイ入れていいんじゃないのかと思う。

ここから面前で仕上げてリーチをかけてツモって素点を叩くのも
置かれた状況からすれば悪いとは思わないけれど
何にせよ本人が積極的に語らないのならそれは伝わらない。

僕はこう見えても麻雀プロに対しては好意的な方だ。
好意的と言うよりは、一定の敬意を持って常に接している。

それは、麻雀という埒の明かなく食えもしないゲームに対し
揶揄や嘲笑を時に受けることも承知の上で人生を賭けるという
自分には選べなかった道を選んでいる人に対する敬意だ。

もちろんプレーヤーは自分の好きなように打てばいいのだけれど
打った結果で賞賛を受けようとするのであれば
打った結果で批判を受けることも覚悟すべきだと思う。
賞賛しか受け付けないなんてことは許されない。

また、プロとして戦術を語ってきたのであれば
その戦術はさまざまな角度からの評価の俎上に常に乗せられてしかるべきだ。

自分自身で検証する、あるいは下された評価に反論する手段は自分で作れる。
ブログでも配信でもいくらだって出来る時代だ。
PCに疎いとかそういうのは言い訳に過ぎない。

もちろんそれが単なる言い訳に終始してしまっては逆効果だろうけれど
観戦しているアマチュアはもうほとんどは承知しているのだ。

短期の結果だけではプレーヤーの技量は測れないということを。

だからこそプロは単なる結果だけではなく
その思考過程を明らかにすることでその存在意義を発揮できるのだと思う。

そういう発信力を持ったプロが
これからのプロに求められているのではないかと
僕は個人的には思ったりする。

並居るAリーガーを押しのけてCリーガーがゲストや解説に呼ばれているのって
結局はそういう発信力が評価されているからだと思うから。



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Author:omoteura
天鳳で日夜遊ぶ柏レイソルサポーター。

天鳳(鳳凰卓東風戦)の段位は現在八段。

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