Polyhedron

フットボールと天鳳と、時々アンダーグラウンド。

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感化(發王位戦観戦記)

オワタさんが4回戦に進出したので観戦に行ってきた。

發王位戦は一回戦から始まってステージ毎に半分が落ちていく。
これは結構大変な倍率で、有名プロもどんどん姿を消していく。

オワタさんは4回戦を3着→1着で勝ち抜いたわけだけれど
この時同卓していたのは最高位を連覇したこともある最高位戦の張敏賢さんだったし
最高位戦の土田浩翔さん、連盟の伊藤優孝さん、RMUの阿部孝則さんあたりも
4回戦で姿を消していた。

このへんはモンドなどでもおなじみのプロだろうけれど
こういった有名プロにとっても楽な戦いではないわけだ。

天鳳名人戦で活躍中の小林剛さんもここで敗退していた。
(少しだけお話させていただいたけれど
天鳳段位戦もちょこちょこ打っておられるらしい。
特上まで上がったとおっしゃっていたので、鳳凰入りを楽しみにするといいと思う)


5回戦にもなると人数もぐっと減ってきて32人でのスタートだったと思う。
オワタさんは同卓者に大柳誠さんと佐藤聖誠さんという
最高位戦のAリーガー2名がいるなかなか厳しい卓だ。

5回戦は半荘3回で戦い、上位2名が勝ち抜け。
ところがオワタさんは1回目にいきなりラスを引く。

スタートはまずまずだったけれど
2軒リーチに完全に手詰まりに追い込まれて
ワンチャンスで刺さって一気にラス目に落ちた。

進行をずっと後ろで見ていたのだけれど
どう見ても降りるべき局面で丁寧に降りていたら
ラス目が突っ込んできてリーチをかけてきた。

ラス目が押してきているのはもちろん分かってはいただろうけれど
ちょうど現物が完全に枯れた瞬間で
展開としては最悪だなという印象だった。

けれど、続く2戦目を辛抱に辛抱を重ねて2着で凌いだことで
3戦目は連勝した佐藤聖誠さん以外の3人の中で
着順が一番上になれば勝ち抜けられる展開に持ち込んだ。

実を言うと、この時点で個人的には感嘆していた。

1戦目がラススタートになると、この条件戦では非常に厳しくなる。
2戦目から既に条件を意識して戦わざるを得ないからだ。

素点を稼いでマイナスを返済したいという思いと
これ以上離されてはいけないという思いが交錯する。
これでバランスを崩すケースも多い。

相手だって決して甘く打ってくれるわけもない。

場合によってはノーテン罰符でさえ惜しくなるから
つい押してしまって更に傷口を広げることなど頻繁にある。

こういうところで辛抱できるかできないかというのが
麻雀においては本当に大事なんだとつくづく教えられる思いで見ていた。

そして3回戦目、競争相手が南場に入って6000オールを引いて抜け出す。
オワタさんも苦しいペンチャンの5200を引き上がって点差を詰めるが
南3局の時点で競争相手との点差は15000点。

オワタさんはラス親だけれどトップ目が上家だし
時間打ち切りもあるから悠長なことはしていられない。

そこで手にした手牌が確かこんな形。
(トイツが1組定かではないので便宜上中にしている)

一萬二萬二萬四筒四筒五筒四索四索五索九索九索西中中 ドラ九索

チートイツドラ2のチャンス手のイーシャンテンだ。
1mと西が場に1枚、5s5pは生牌。
場はピンズが安い割に5pが見えておらず
5pが山にいそうな気配。

5sは場には見えていないけれど
他家が使っている可能性も結構ある。

1mと西はどちらかで待ちたい牌だから
5sを切るのが良さそうだと判断するのが普通だろう。
実際オワタさんも5sを切った。

実を言うと、僕は上家の佐藤さんの手も見えていて
佐藤さんが5sをトイツで持っていることを知っていたから
オワタさんが5sを切ったときに
さすがに場がよく見えていると感心していた。

ところが、切った次巡に引いてきたのが最後の5s。

そこでテンパイしていれば西単騎でリーチをかけていただろうし
競っている大柳さんがツモ切っていた可能性はかなり高い。
裏ドラは確認していないけれど、最低でも8000点の収入だ。

実際にはそこではテンパイできず
大柳さんが西をツモ切った後に
山にいそうだと判断した5pを重ねて
地獄になった西単騎でリーチをすることになってしまった。

この西も佐藤さんが抱えていたのだけれど
さすがに現物から先に切って丁寧に降りていた。

けれど、数巡後に大柳さんが追いかけてきた瞬間には
共通安全牌は枯れていたし
西に手をかけていた可能性がかなり高いと僕には見えた。

がしかし、佐藤さんにはツモ番は回ってこず、
オワタさんのリーチに腹をくくって押してきていた競争相手が
同じくチートイツをツモ上がってリーチ棒込みで5200点を加えてオーラスを迎える。

オーラスにもオワタさんは執念で確定12000点、
ツモ裏で6000オールの手を作ったけれど

三萬四萬五萬五萬六萬七萬五筒七筒四索四索五索六索七索

残念ながら親の現張りを入れていた佐藤さんに交わされてしまい
ここで敗退ということになってしまった。

もちろん勝ち進んだ相手が強かった。
それは間違いない。
ここまで勝ち進んできたのは伊達ではないことくらいは
僕にだって分かる。

けれど、それと同じくらいオワタさんの強さも感じた。
実に粘り強く、丁寧に打っていた。
5pが先か5sが先かといった
およそ人智では図り知ることのできない部分が勝敗を分けただけだ。

同時に、鳳凰卓の上位陣で競技経験もある人であれば
そのクラスの相手と全く遜色なく、五角以上に戦えることも確信した。

天鳳で日々打っている若いプレーヤーたちが
こういった大会に出ていけば
いずれタイトルに手が届く人が出てくるはずだ。
渋川さんあたりはプロの側から頂点を極めるかもしれない。
ASAPINさんあたりもそちらに進めばそのチャンスはあるだろう。

もう一度言う。

プロの上位陣と天鳳のトップクラスはほとんど差はないと僕は思う。
競馬で言うところの「勝ち負けになる」というやつだ。

今回の鳳凰予選によって出てきたメンバーの最高到達は5回戦だったけれど
挑戦し続けていれば決勝に残る人だっているはずだ。

その次の機会が3月にあるプロ協会主催の「日本オープン」だ。

僕も鳳凰卓を代表して出る以上、
この日のオワタさんの戦いに応えられるように、
自分の言ったことの正しさを証明できるように、頑張ろうと思・・・

と書いて、綺麗にまとめようとして思い出した。

俺べつに鳳凰卓の代表じゃなかったわwww



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Author:omoteura
天鳳で日夜遊ぶ柏レイソルサポーター。

天鳳(鳳凰卓東風戦)の段位は現在八段。

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アングラ小説はリンクから。
Twitter=@foolishowl0425

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