Polyhedron

フットボールと天鳳と、時々アンダーグラウンド。

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紙幣

カジノにおいて、金銭というものは唯一の共通言語とも言える。
どこの国の方であろうと、何の言語を喋ろうと、
およそゲームのルールを知っていて、
その国の流通貨幣を使用していればお客様だ。

そもそもが商品というものを持たないカジノだから、
紙幣の扱いにはかなりうるさい。
逆に、硬貨は仕入れと給与以外には使用しないので、
あまり存在を意識することはない。

まず、紙幣の角が折れていること、畳み皺が付いていること、
ズク(紙幣を10枚ずつの束にしたもの)の
紙幣の向きがバラバラなことはカジノでは厳禁だ。
仕切りをやっていた時には、
キャッシャーにはそれはうるさく言っていた。

それにはちゃんと理由がある。
もちろんお金を粗末にするとゲンが悪いという
若干オカルトチックな理由もあるけれど、
それだけではないのだ。

前述の通り、商品というものはカジノには無いから

「お客様の勝ち負けによって発生する現金のやり取り」

だけがお金の流通場面だ。
皆様、ここでちょっと想像してみていただきたい。

もし皆様がカジノにおいて、数百万の大勝をしたとする。
もちろん現金に換えて帰るわけだが、
そこで店から受け取ったズクの紙幣が
しわくちゃで向きもバラバラの紙幣の束だったらどう思われるだろうか?

失礼と感じる方もいらっしゃるかもしれない。
ご自分が普段紙幣の扱いを丁寧にされている方なら、
自分が丁寧に扱っているものを
ぞんざいに扱っているのを目にするだけで
不快に感じるかもしれないだろう。

以前、「接客業はお客様の価値観の最大公約数を目指すべきである」
と書いたことがあると思うが、
これでは最大公約数とは言えない。

さらには「こういうお金の扱い方をしている店のズクは信用できない」
と思われる方もいらっしゃるかもしれない。
もちろんその場で確認してくださるように申し添える。
けれど、数百万の束を数え直すのは相当な手間なので、
お客様によっては数え直すまではしない方も結構いらっしゃるのだ。
なのに、あまりに汚いズクが出てきたら、
お客様の不安を煽るようなものだし、
そんな面倒な手間を取らせる店に良い印象を持つはずがない。

通常人間というものは、同じ種類の物を複数手にした時には、
半ば無意識的に同じように整理しようとする。
例えばチップも、ほとんど全ての人は
$100なら$100と同じ種類同士で積み、
$10と$100を一緒くたにはしない。

そして、人間というものは物を
本来あるべき姿に戻そうという意識もある。

僕は娘で何度か実験してみたが、
くしゃくしゃの紙を渡すと、ほぼ必ず広げる。
細かく折りたたんだ紙を渡してもやはり広げる。
5歳の娘に「秩序」の概念が理解できているわけはないから、
ほぼ本能的な反応ではないだろうか。

もちろん上記の理屈は時間的な余裕がある場合のみに
成立するのだろうとは思うが。

そういう意識を失うくらい、
乱雑に扱っている店のズクには
信用が置けないと判断されても仕方がないのだ。

思いっきり忙しいか、管理が杜撰かのどちらかということになる。
いずれにしても信用度は低下するはずだ。
結果としてそういう積み重ねが
店の信用を左右する局面もあるかもしれない。

ということで、皆様がもしカジノで大勝して
大金を手にすることがあったら、ズクの状態を見れば、
その店の考え方が分かると思う。
そこを疎かにしている店が、
その他の部分だけキッチリしているはずがないと
僕は個人的には強く思うのだ。
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天鳳で日夜遊ぶ柏レイソルサポーター。

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