Polyhedron

フットボールと天鳳と、時々アンダーグラウンド。

フレンド

福地先生のブログに出ていた
愛知県にあるとある雀荘のマスター(?)の話で
ちょっと思い出したこと。

昔、僕が歌舞伎町で生きていたころ、
僕が通っていた場では僕はとても強い打ち手だった。
ピンの3-6東風ビンタ有り、2着続きでも相当浮けるルールで、
確実に黒だったと思う。
もちろん僕自身も自分を強いと思っていた。

その後歌舞伎町を離れて、僕は渋谷に場を移した。
道玄坂の途中にあるピンの2-4東風。
メンバーは競技プロが大半で、
しかも負ける者はすぐに淘汰されるような環境だった。

そこでは相当負けたと思う。

何しろ辛い場だった。
僕が歌舞伎町で打っていた麻雀は
要するに懐に余裕がある連中の道楽に合わせた麻雀だったと
つくづく思い知らされた。
たぶんそこのメンバーにも養分だと思われていたと思う。

しばらくしてようやく少しアジャストしてそこまで負けなくなったころ、
僕は天鳳と出会った。

最初は絶好調だった。そう、六段までは。

当時の天鳳は東風が圧倒的主流で、東南を打つ人はほとんどいなかった。
ポイント配分が東風と東南で同じだったからまぁ当たり前だ。

そこで僕はそれまでと同じようなトップ取りの麻雀を打ち、
当然のように負けることになった。
六段から五段に降段したりもした。
やはりそこでもトップクラスには養分だと思われていたんだろうと思う。

何故勝てないのか。

僕はひたすら自問自答した。
当時は師匠なんていうシステムはなかったから。
幸いにして天鳳には牌譜を見返すという機能が付いていただけでなく、
「できすぎくん天鳳ver.」という
自分の麻雀のデータ的傾向を数値化してくれる神機能まであった。

これが実に役に立った。

親に対してというか全般的に押しすぎていること。
終盤まで聴牌に固執しすぎなこと。
回し打ちをして結果愚形に刺さる傾向があること。
良形にこだわりすぎなこと。

全部牌譜とできすぎくんにはっきり現れていた。

観戦を通じて自分とトップレベルには
攻守どちらにおいても精度に差があることも悟った。
正直に告白すると、
僕はそのときまで牌の安全度の差さえ正確には把握できていなかった。

不惑を迎え、麻雀歴にして25年を超える打ち手にとって、
それまでの怠惰な自分を否定して
自分の麻雀を作り直す作業は決して楽なものではない。
もちろん楽しくもない。

何とか今に至るまで続けてこれたのは、
自分が立てた仮説をすぐに検証できる、
天鳳という場があったこと以外にはないのだけれど
もうひとつ言えるとすれば、
天鳳を打つことをやめなかったことだろうか。

実際の話、僕よりも強い打ち手はいくらでもいるだろうし、
もちろん今までもいただろう。
でも、天鳳でその強さを
今も信頼の置ける数字として出している人はそれほど多くない。

みんなやめてしまう。

だから、とりあえず壁にぶつかったと思っても、打ち続けて欲しいなと思う。
数字は正直だ。自分が思っている自分とは違う自分をはっきりと示す。

天鳳で10000戦ほど打っている僕の放銃率は
高くもないけれど低いとはとても言えない0.123ほどだ。

これも恥をしのんで告白するけれど
これでもずいぶん下げた方であるにも関わらず、
実は僕は、それまでも自分のことを「守備型」だと思っていたのだから。
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Author:omoteura
天鳳で日夜遊ぶ柏レイソルサポーター。

天鳳(鳳凰卓東風戦)の段位は現在八段。

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